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ドラマ「官僚たちの夏」を見ています - White-

2009年09月04日

最近、皆さんはドラマを見ていますか?

私は今、「官僚たちの夏」というTBS系列のドラマを毎話見ています。城山三郎氏原作で、高度経済成長期の通商産業省(現・経済産業省)の官僚(以下、通産官僚)を中心にした経済ドラマです。残念ながら内容が地味なためか、視聴率はイマイチのようです。過去、1996年にNHKにて、全3話でドラマ制作・放送された事があるようですが、今回の制作では全10話の予定で、これまで既に7話が放送されています。

作中では通産官僚である主人公・風越が国内産業の保護を主張し、貿易自由化を主張する同期・玉木と対立しているため、国際化社会を迎えた21世紀の現在の私たちの視点で見ると、違和感を覚えるところもあります。ただ、戦後の高度経済成長期を取り扱った経済ドラマはなかなかありませんので、貴重です。

また、実在の人物や出来事をもとにしていると思われる箇所があるため、私は「あの会社、モデルになったのはどこだろう?」と考えたりしながら見ています。実在のモデルは何なのか、思い浮かべながら見ると面白いと思います。

2007年にNHKで土曜ドラマ「ハゲタカ」が放送されてからというもの、このところ経済ドラマがちょくちょくと制作されるようになって来たのは、経済ドラマが好きな私としては喜ばしい限りですが、視聴率があまり取れないのが、経済ドラマがなかなか多くは制作されない理由でしょうか。

今年6月に劇場版が公開された「ハゲタカ」もドラマ放送時は、視聴率が10%を越えることは最終回まで一度もなかったようです。私は子供の頃から俳優の柴田恭兵さんのファンで、柴田恭兵さん見たさで第1話から見ておりましたが、第2話、第3話と話数が進むうちに、周りで見ている方が急に増え、話のネタになっていたのを覚えています。

我が国では8月30日(日)に衆議院議員総選挙を終えたばかりですが、政治経済に対する国民の関心が高まっている今、この「官僚たちの夏」というドラマも賛否両論を交えながら、ジワジワと視聴率が上がって行くかもしれません。架空ドラマではありますが、高度経済成長期の国の流れを見ることができますので、まだ見たことがない方には、オススメです。

Written by  White

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