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TIW Cafe

This is it -Eliotto-

2009年07月03日

マイケル・ジャクソンさん、その音楽の才能は今後も誰も追随できないであろう天才であり、それと同時に、絶えずゴシップに付きまとわれた人であった。ただ、それら以外の一面があったように思える。その一面は何かというと、とても純粋な人だったのではないかというものだ。

一大旋風の最中、私はまだ小学生だった。学校でムーンウォークの真似をして遊んだり、母が車中でよく聞いていたというかすかな記憶しかない。彼の音楽をきちんと聴き始めたのはほんの数年前。そのセンスに圧倒された。

リアルタイムの記憶はほとんど無いけれど、昨今はインターネットのおかげで、比較的容易に昔の映像を見ることができる。改めて感じたのは、やっぱり彼は今までもこれからも、唯一無二のスーパースターだということ。

わざわざ挙げるまでもないかも知れないけれど、彼がステージに登場(ダンス前の静止状態)しただけでなんと数分間も、スタジアム超満員の拍手喝采が鳴り止まない。それから、あのキレのあるダンスと歌。
また別な会場でのパフォーマンスを録画した映像では、5分以上のダンスパフォーマンスの後、バラードを熱唱。ギネス記録やWe Are The Worldなどの功績。

そして私にとって最も印象的だった、垣間見える純粋な一面。
ダンス終了後、数千人もの観衆から満場の拍手を受けてはにかむ姿。鳴り止まない拍手と歓声の中でステージに独り、言葉少なで、どうしていいかわからないようにも見える。また、Heal The Worldを歌うときのほほえみ。それらの姿からは、シャイであり、また優しい心持の人に思える。

彼の死後、世界中で彼に関するたくさんの報道がなされている。オバマ大統領の発言にもあったように、彼は栄光と悲劇的な一面が表裏だ。これからも彼の評価という点では、それは変わらないかも知れない。

けれど、巷にあふれる彼に関するたくさんの情報からは、才能やゴシップに関することだけではない、彼の人柄のようなものも読み取れるような気がしている。

Written by Eliotto

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