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TIW Cafe

可能性を広げる -ラ・マンチャ-

2008年11月21日

先日、趣味でドラムを習っている知人(以下、Nさん)の音楽スクールの発表会があった。
Nさんは1年前から突然ドラムを習い始め(もともと何か習い事をしたい気持ちはあったのだろうが…)、ドンドコ、テケテケやっていると思っていたら、いつの間にかちゃんと演奏できるようになっていた。

発表会用に音楽スクールの生徒でバンドが構成され、各バンドが選んだ楽曲を2ヵ月くらい練習し、演奏するという嗜好である。構成するメンバーが足りない場合には、スクールの先生が参加するケースがあるのだが、その場合は、自分自身が日頃指導者となっている楽器では参加できないというルールがあるそうだ。例えば、ドラムの先生はピアノで。ベース・ギターの先生はドラムというような具合だ。これはバンドの他のメンバーである生徒に対してフェアであるという意味もあるのかもしれないが、いろいろな楽器に取り組むことで自分自身の音楽の幅を広げたい、という意図もあるのだろう(だから、発表会では生徒よりも先生の方が強いプレッシャーを感じているようだ)。

アナリストも自分の専門分野に閉じこもってしまう人と、いろいろな分野にチャレンジしようとする人と居る。どちらが長い眼で見て良いアナリストかと言えば明らかに後者である。「エンジェル・バンク」という漫画の中で、稼ぎの多いタクシー運転手に共通する特徴として、”知らないエリアを苦にしない”ということがあげられていた。自分の得意な領域(地域)にだけ留まっているとビジネスの機会を広げられないということだろう。ロバート・フェルドマン氏の著書「一流アナリストの『7つ道具』」にも苦手を克服することの重要性が説明されている。

さて、Nさんのバンド演奏を見た後、私自身も何か趣味を広げなければならないとして始めたことがある。aikoのシングルを全曲(24曲)カラオケで歌えるようになろうというチャレンジングな取り組みである。「花火」、「カブトムシ」、「ボーイフレンド」など比較的初期の5?6曲は今までも歌っていたが、「かばん」、「スター」などはかなり難しい。

えっ、誰も聴きたくないって?


Written by ラ・マンチャ

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