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ためになる本? -BUG-

2008年08月01日

TIWでは月に1回ほど水曜日のランチ勉強会で、前1カ月間にメンバーが読んだ書籍の発表会を行っている。
そこでは経済書、小説、ビジネス実用書、産業関連、会計学書などメンバーの生活の一部が垣間見えるようなものが並ぶが、実際に読んだが名前を載せていないものも多い。最近、私自身は休みの日を使って読書をするのだが、上記のような書籍に加え、あるものを読んでいる。

「漫画」である。「そんな時間があるのなら、もっとためになるような本を読め」と怒られるかも知れないが、現在本屋には漫画といってもさまざまな種類のものがある。少年時代に読んだ物語風のものや、ビジネスマンの成り上がりを描いたものを始め、料理方法なども漫画になっている。

私が読んでいるのは「孔子」や「史記」といった中国の実際の歴史を描いたものが中心で、経済書の合間などに読むその漫画は、緊張感を一時的に和らげてくれると共に気軽に歴史に触れることが出来る。もちろん、その内容によっては事実を曲げて描かれているものもあろうが、一通りの流れをすばやく理解するのには適していると私は思っている。
また入門書としては、肩ひじを張って読む必要はない。

私のお気に入りは前述の「孔子」に関してのものであり、その中でも孔子が門下の公良孺から逆に教えを得たときの一言が印象的だった。

「下問を恥じず」

目下の者に教えを乞うことは恥に当たらない、といった意味であり、私自身年下の人から教えを得ることを恥ずかしいとも何とも思っていないが、孔子のように齢50を超えた人物がそのような事を言える器量に感動した。
私も年を重ね、孔子と同じ様な齢になった時、素直に人の教えを聞き入れることが出来るかどうかはわからないが、そんな人物を目指してみたいと思った。
人をそんな気分にさせる「漫画」も悪くない、と考えながら私の休日は過ぎてゆく。
皆さんも一度、そんなものを手にとって眺めてみてはいかがでしょうか?

Written by BUG

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