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ハイブリッド時間活用法 -Mr.Be patient-

2008年06月20日

マラソンが趣味である。やや太り気味であった体を引き締めることがきっかけで週末に川沿いや海辺を20?30キロ走る。移り変わる景色や町並みを見ながら走っているとストレス解消になるのは勿論だが、雑念がなくなり、集中して物事が考えられる時間になっているようで、良い判断、評価できるアイディアはこの時間に生まれてきたような気がする。

小生にはプラスが多く長続きさせるために毎年秋に、富士山麓の湖の回りをほぼ2周するフルマラソンに参加する。制限時間内で完走し「栄光の完走者Tシャツ」を必ず手にしているが、徒歩でも制限時間内ゴールが見込める35キロ過ぎになると体の消耗もあるが歩き始めてしまい、ゴール数キロ手前で再び走り出すというあまり誉められない内容だ。
小生にとっては長い経験の中で、たったの一度だが全区間走りきったことがある。しかし途中で歩きの入った自己ベスト記録を30分以上も上回る情けない結果であった。ハーフマラソンのベスト記録を倍にすれば3時間半で走れる計算だが、せめて4時間以内ではと考え挑戦するが年々記録は悪くなる一方だ。お金がかかるのはシューズぐらいであることがマラソンの長所だが、目標を持って取り組むと練習にはそれなりの時間がかかる。

家族も増え年齢とともに社会的な用事も増えてくると、まとまった時間はなかなか取り難い。マラソンの場合、走った距離は裏切らないから、仕事をはじめ日常生活でやるべきことを出来るだけ効率的に済ませ、走りに充てる時間を少しでも多く捻出したいと常日頃考えている。そこで目を引いたのは、ドキュメンタリー番組でのメジャーリーガー イチロー選手のストイックな生活。家庭での食事は奥様の手作りカレーのみで、食後はひたすらバッドを振る効率的な栄養吸収と時間の活用。小生も毎回立ち食い蕎麦(健康には疑問?)で食事を済ませ仕事に当たろうと考えたが、たかがマラソン、そこまですることでもない。

次に「朝飯前」という手法に出会った。人間は夜よりも朝、食後よりも食前の方が集中力は高まるので朝飯前に出来るだけのことを済ませるという考えがベースで、1日を2食にし、ブランチと夕食の間に昼寝をすることで朝飯前の時間が1日2回となり、つまり1日が2日になり2日分の仕事が1日で片付くという魔法のような方法だ。頷けるが普通の会社勤めではこれは無理だろう。

こんなことを考えている時に出会ったのが元アナリスト、現在経済評論家・CPAでとても忙しい毎日のK氏の「Not To Do List」の作成だ。同氏によれば「やるべきこと」のリストを作る人は多いが「やらないこと」リストを作る人は少なく、物事をやめることのすばらしさはやめた瞬間にその効果が表れるところにあると言う。たった一つの習慣でもかなり時間を費やすもので、例えば禁煙を実行すれば煙草を買う時間と吸う時間を節約できる。そして長電話、テレビの「だらだら視聴」などを控えることを諭している。

なるほどと早速取り組んだのが晩酌の禁止。毎日様々なことが起こる日常生活をゴルフに準え、本日の反省会「19番ホール」と位置付け長年親しんだ習慣が消えた寂しさはあるが、おかげで体調も頗る良い。毎朝1回の朝飯前と「Not To Do List」作成のハイブリッド時間活用法で、今年こそはやるぞ3時間台でフルマラソン完走。

Written by Mr.Be patient

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