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アナリストコラム一覧

アナリストの知識や経済・業界動向、活動の中で感じた問題意識など幅広い視野でとらえた情報を不定期に『アナリストコラム』を通じてお客様にお届けいたします。

  • 2024/02/20
    米国インフレ率低下は硬直的、景気弱含みでスタグフレーションの懸念も台頭(するかも?) -藤根靖昊-
    米ダウ平均は、12日に史上最高値を更新した後はやや停滞しているようです(19日は休場)。13日発表の1月の米消費者物価指数が前年同月比+3.1%と市場予想(+2.9%)を上回ったことで、FRBの早期利下げ期待が後ずれするかたちで後退しています。 また、15日発表の1月の米小売売上高が前月比▲0.8%と市場予想(▲0.1%)よりも大きく減少したことから、景...
  • 2024/02/13
    正・副総裁の“緩和的”発言の真意は?-藤根靖昊-
    2月7日に発表された半導体設計最大手であるアーム社の1-3月売上高見通しが予想を上回ったことから、半導体・AI関連を中心に株式市場が高騰しました。9日にはS&P500指数は5000の大台乗せとなり史上最高値を更新しました。 日本市場では米国株市場の騰勢と、アーム社の大株主であるソフトバンクG(9984)の上昇、さらには円安の加速から上昇基調が続いて...
  • 2024/02/06
    多少のサプライズでは市場の楽観的なセンチメントは崩れない!? -藤根靖昊-
    1月30-31日の米FOMCでは予想通り政策金利は据え置かれましたが、声明には「より確かな自信を得るまでは利下げは適当ではない」との表現が盛り込まれました。パウエル議長はさらに「3月会合まで確信できるレベルに(物価が)達する可能性は低い」と会見で踏み込みました。これを受けて31日のダウ工業株平均は5日ぶりに大きく反落しました。 2日発表の1月の米雇用統計に...
  • 2024/01/31
    シリコン列島日本の誕生 ―ゲームチェンジが始まった― -原田哲也-
    今年1月24日から26日にかけて東京ビッグサイトで開催されたネプコンジャパン2024において毎年恒例である産業タイムズ社会長の泉谷 渉氏の講演がいつにも増して熱を帯びていたので、皆さんにお届けしたい。 公演のタイトルは「電子デバイス産業が世界経済をリードする時代がやって来た!」サブタイトルは―半導体、電子部品、プリント基板の設備投資は一気拡大の機運―である...
  • 2024/01/30
    小型成長株への流れがようやく始まったようだ -藤根靖昊-
    年明けまでの米国株市場は、米金利低下見通しが株高の根拠となっていましたが、FRBの追加利上げの可能性が霧散した後は、米国経済の堅調さが株高を促しているようです。25日発表の10-12月期の米GDP統計では実質GDPの前期比は+3.3%と市場予想(+2.0%)を大きく上回りました。また、PCEコアデフレーターは前期比年率+2.0%とFRBがターゲットとするイン...
  • 2024/01/23
    流動性相場はどこまで続くのか? コロナバブルと同等なら日経平均は最大で38,500円-藤根靖昊-
    18日の台湾半導体製造受託大手TSMCの決算発表を機に、半導体関連やハイテク大手を中心に日米の株式市場が沸騰しています。19日には2年ぶりに米S&P500指数が最高値を更新しました。週明けの22日はNYダウは38,000ドル台に到達しました。日経平均株価も先週半ばは高値警戒と利食いから調整したものの、19日、22日と大幅高を続け、36,000円台半ば...
  • 2024/01/16
    日銀のマイナス金利解除は、金利上昇というマイナス面よりもデフレ脱却とポジティブに捉えられる?-藤根靖昊-
    先週はNYダウ平均が足踏みをする一方で、日経平均株価は週間でほぼ2,200円の上昇となりました。また、週明けの15日には一時36,000円台を記録しました。想定外の高騰でした。 この背景としては次のようなことが考えられます。 1)能登半島地震等からの心理面での回復。 2)米国株の上昇との比較では日本株は出遅れ感が強かったこと。 3)昨年末の米金利低下...
  • 2024/01/10
    新春の正夢?悪夢? ―AIエージェントは人類の救世主か、それとも― -原田哲也-
    新年あけましておめでとうございます。 せっかくの新春なので、未来を想像してみたい。2023年は2022年11月にOpen AIが発表したChatGPTの衝撃に覆われた1年であった。皆さんも仕事やプライベートで利用されていると思うが、問題は色々指摘されているものの便利だし使い方によっては大幅に効率アップに繋がる実感をお持ちだろう。ChatGPTがもたらしたも...
  • 2024/01/09
    日経平均株価 過去最高値更新も、割高という見解は変わらない -藤根靖昊-
    遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 年明けは能登半島の震災、羽田のJAL・海上保安庁機の衝突など重苦しい幕開けとなりました。個人的にも親しくしていただいていた方が元日に亡くなられたことに衝撃を受けました。生きている者は、生きられなかった方の情熱や夢を継いでいかなければならないと思う今日この頃です...
  • 2023/12/26
    日経平均の過去最高値更新は25年夏から秋頃というのが現状の見通し -藤根靖昊-
    2023年もあと僅かとなりました。昨年末から先週までのTOPIXの上昇率は23.5%と上昇率の高い1年でした。筆者は、慎重スタンスを継続したことから結果的にはこの波をとらえられなかったと反省しています。 TIWが算出している日経平均妥当レンジは来期および再来期のコンセンサス予想EPSと長期金利(10年国債利回り)等からエクイティ・リスク・プレミアムが6.5...
  • 2023/12/19
    日本株は既に割高水準にあり、上昇余地は限定的 -藤根靖昊-
    12-13日に開催された米FOMCにおいて金利は予想通り据え置かれました。注目されたSEP(Summary of Economic Projections)においては、24年末の政策金利見通しは前回の5.1%から4.6%に引き下げられました。これは現在の政策金利(5.25~5.50%)から3回(幅0.25%)の利下げを見込むものです。また、会合後の記者会見で...
  • 2023/12/05
    金利低下の織り込みが進み、景気悪化に視線が向かうときに相場は反転する -藤根靖昊-
    先週の米国株市場ではNYダウ平均が週間で855ドル上昇し、週末終値は36,245.5ドルとなり、終値ベースでの年初来高値(35,630.68ドル:8/1)を大きく突き抜けました。一方で、上昇ペースが急ピッチであったのか、過熱感に対する不安も台頭しているようです。上昇をけん引してきたのが、「マグニフィセントセブン(M7)」と呼ばれるアマゾン、アルファベット、マ...
  • 2023/12/01
    2024年の株式市場の注目点 ―脱デフレの株式相場が始まるー -原田哲也-
    当たりもしない来年の株式相場について述べてみたい。元来予想は当たらない(未来は分からない)と公言しており、日経平均〇〇まで上昇といったことを言うつもりはない。来年の株式市場に影響を与えそうな要素についていくつか取り上げて、過去の経験則も含めて考えを整理することは全く無駄ではないと思うからである。 先ず、日本株に最も影響のあると考えられる米国の景気、金利そし...
  • 2023/11/28
    バリュエーション面では既に割高!! -藤根靖昊-
    日経平均株価は、24日に一時3万3,817円まで上昇し、7月3日に記録したバブル後の最高値を更新しました。米国・欧州の株高を好感した動きであり、FRBの利上げ局面が終わったとの見方の広がりと、イスラエル/ハマスの人質交換のための停戦による心理面での好転によってもたらされたと思われます。 しかしながら、前回も述べましたが、TIWが算出している日経平均株価の妥...
  • 2023/11/21
    アナリスト予想EPSは2Q決算前と比較して減少している -藤根靖昊-
    日経平均株価は、TIWが算出している「日経平均株価の妥当レンジ」のレンジ上限を上回る状態が続いています。17日時点では上限値を1,685円上回っており、乖離が一段と広がっています。実際の株価はこの妥当レンジの上にも下にも振れることがありますが、いずれはレンジ内に回帰してきます。現在の日本株の上昇は、米国株高に連動した面が強く、バリュエーション面からは高値警戒...
  • 2023/11/14
    米長期債利回り低下による楽観は、いずれ“暗転”する -藤根靖昊-
    6日にFRBが発表した7-9月期の米銀の融資担当者調査(SLOOS)において、全体の76%が商業用不動産向け融資基準を3カ月前と比べて「かなり厳しくした」あるいは「厳しくした」と回答しました。7日にニューヨーク連銀が発表した7-9月期のクレジットカード延滞率(30日以上の延滞)は前年同期比17%増加し、8.01%と12年ぶりの高水準となりました。米国全体のカ...
  • 2023/11/07
    ベアマーケットラリーに惑わされるな! -藤根靖昊-
    31-1日の米FOMCは市場予想通りに政策金利は据え置かれました。パウエル議長は、必要に応じて今後再び利上げに動きうる、と釘を刺しましたが、このまま利上げが休止されるとの見方が市場では強まったようです。3日には米10年国債利回りは4.5%台にまで低下し、ダウ工業株平均は週間で1,643ドルの大幅上昇となりました。 先週の米株市場の大幅高は、1)FOMCの政...
  • 2023/11/01
    ハワード・マークスの「投資で一番大切な20の教え」より ―賢い投資家になるために―(後編)-原田哲也-
    逆張りをする ・周りと同じ事をすれば、そうした人々や自分自身の行動が一因となって増幅する変動の波にさらされことになる。その大波が断崖に押し寄せているときに、群衆と行動をともにするのは間違いなく危険だ。しかし、それを避けるには並外れたスキル、洞察力、規律が必要なのである。 ・幅広い投資家層に明白だと思われていることは、ほぼすべて間違っている。ある投資につい...
  • 2023/10/31
    なし崩し的なYCC修正はさらなる円安を呼ぶか? -藤根靖昊-
    日銀金融政策決定会合(30-31日)において、長短金利操作の再修正が行われました。前回(7/27-28)に0.5%をメドとし、債券買い入れの上限を1.0%としておりましたが、メドを1.0%とし、長期金利がそれを超えることも容認し、国債買い入れは柔軟に行う方針が示されました。 また、31日公表の日銀「展望リポート」において物価見通しを、23年度2.5%→2....
  • 2023/10/24
    米長期金利上昇は米国(ドル)への信認低下か? -藤根靖昊-
    19日に米長期金利(10年債)は一時5%台を付けました。同日のパウエルFRB議長の講演において、追加利上げのカードを温存したとの見方から投資家がリスク回避の動きを強めたとの市況解説がありましたが、果たしてそうでしょうか? パウエル議長は講演でタームプレミアムに関して言及をしました。長期金利は主に政策金利の見通しとタームプレミアムで構成され、タームプレミアム...
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