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アナリストコラム一覧

アナリストの知識や経済・業界動向、活動の中で感じた問題意識など幅広い視野でとらえた情報を不定期に『アナリストコラム』を通じてお客様にお届けいたします。

  • 2009/10/09
    三菱ケミカルホールディングス白色LED、考慮すべき点 -高橋俊郎-
    白色LEDが話題となっている。私の見ている化学セクターでは三菱ケミカルホールディングス(4188)の注目度が高い。ここでは、9月18日に「教えてアナリスト」で書いたことに追加して書きたい。三菱ケミカルホールディングスが白色LEDで有望かどうかと問われるならば有望であると考えている。今回は(あえて)考慮しておきたい面を書いてみたいと思う。「教えてアナリスト」で...
  • 2009/10/02
    株価調整後の立ち直りも、「中国関連」と「環境関連」が主導? -佐藤謙三-
    前回の当コラムを執筆した7月末の時点では、10/3期1Q(4-6月)の業績発表が一部始まっていた段階ながら、担当している素材関連企業の中には期初計画を上回る企業が多く、通期業績の上振れを期待して株価は上昇、日経平均株価も年初来高値を更新するなど力強い展開だった。その後日経平均株価は、概ね1万200円?1万600円程度の狭いボックス内での動きとなっていたが、こ...
  • 2009/09/25
    民主党政権下のグリーン政策に期待 -服部隆生-
    民主党は環境政策では従来政権以上に厳しい目標を掲げている。鳩山首相は9月22日の国連演説で、日本は温室効果ガスを2020年までに1990年比25%削減すると表明した。産業界の一部では悲鳴のような声が聞こえる他、マスコミでも個人負担増の側面だけが強調されている。しかし、全体的に見ればプラスの効果がはるかに大きいと筆者は考えている。日本が温室効果ガスの大幅抑制で...
  • 2009/09/18
    携帯電話メーカーは本格再編へ -鈴木崇生-
    NEC、カシオ計算機、それに日立製作所が携帯電話端末事業を2010年4月に統合するとの発表がなされた。NECの携帯電話事業と、カシオ計算機と日立製作所の携帯電話端末を開発しているカシオ日立モバイルコミュニケーションズとが事業を統合する。発表に先んじて観測記事が出ていたために驚きは少なかったが、いよいよ再編が本格化するという印象を強く受ける情報がこの発表には含...
  • 2009/09/11
    幻のSQ -坪井信行-
    メジャーSQを波乱なく無事通過かと思いきや、「幻のSQ」となってしまった。「幻のSQ」というのは、SQ値を現物・先物の指数が全く届かないで終日推移したことを意味する。なぜ、それが注目されるのかというと、SQ値算定の際、現物株の売買高が大きくなるためである。SQ値での売買が大きくなれば、SQ値自体が一つの節目になる可能性がある。SQ値を上回る推移なら下値支持に...
  • 2009/09/04
    REITは内部成長から外部成長の局面に -堀部吉胤-
    東証REIT指数は2007年5月31日の2,612.98をピークに崩落が始まり、昨年9月のリーマンショック以降は垂直的な下落となり、昨年10月28日に704.46の最安値を付けた。リーマンショック前の下落は需給面の要素が強かったが、リーマンショック後は、㈰金融機関が不動産融資に対し及び腰になったことによるリファイナンスリスク、㈪実体経済悪化に伴い空室率、賃料...
  • 2009/08/28
    エコカー販売支援策と国内自動車業界への影響 -高田悟-
    本年1月にドイツでスクラップインセンティブ(新車買換補助金、以下補助金)が導入された。その後、同様の公的販売支援策が欧州諸国、アジア、米州へ伝播した。政府支援策は減税であったり、補助金のみであったり、両方を組み合わせたりと国により多少違いはある。ただし景気対策として自動車需要を押し上げる、と同時に環境政策の推進に役立てるという2点で共通する。ハイブリッド車や...
  • 2009/08/21
    個人投資家は本当に短期売買が中心なのか? -藤根靖晃-
    先日、日本証券アナリスト協会で「株式保有構造と流動性コスト:投資ホライズンの影響」(宇野淳氏:早稲田大学ファイナンス研究科教授)というセミナーがあった。これは株主構成の違いによって、株式流動性や企業価値に影響を与えるという実証研究であった(その研究結果にはこの稿では取り上げない)。 この実証研究で用いられた個人投資家の投資ホライズン(平均保有期間)は極めて短...
  • 2009/08/14
    底打ち感の見え始めた機械産業と産業革新機構への期待 -高辻成彦-
    昨年9月のリーマンショック以降、機械産業には厳しい経済状況が続いていたが、今年に入ってから一部ではあるが、底打ち感が見え始めて来たようだ。 (社)日本半導体製造装置協会が発表している日本製SPE(半導体製造装置)の受注高(3カ月移動平均値)は、今年3月を底に3カ月連続で上昇。ようやく受注減に底打ち感が出てきた。また、内閣府が発表している機械受注統計においても...
  • 2009/08/07
    化粧品(メーキャップ類)は景気回復の先行指数となるのだろうか?-高橋俊郎-
    少し古い記事であるが、日経新聞7月12日(日)エコノ探偵団「なぜ化粧品だけ不況知らず」という記事があった。見出しには「外食減らしてもオンナ磨き」、「戦前の恐慌時も市場拡大」など。最近、化粧品も担当しているため興味深く読んでみた。タイトルを見た瞬間は、認識と若干のズレを感じた。個別企業では業績堅調な企業もあるが、総じて主力の中価格帯品(ドラッグストアなどで販売...
  • 2009/07/31
    10/3期1Qの決算発表始まる -素材関連の業績は総じて上振れているが一部警戒感も -佐藤謙三-
    10/3期1Q(4-6月)業績の発表が始まった。担当している素材関連企業や食品(一部)の中で、本日(7月31日)までで約3分の1の発表を終えたが、期初計画を上回っている(1Qの収益予想は発表しない企業が多く、上期や通期予想の進捗度等から推定)企業が多い。一部では、10/3期1Q業績の回復が鈍いことが嫌気されて株価が8月にかけて調整する、いわゆる「株式市場の8...
  • 2009/07/24
    BOPビジネスのポテンシャル -服部隆生-
    カメラ、テレビ、PC、携帯電話などデジタル機器は先進国ではほぼ行き渡りつつある他、こうした地域の人口年齢構成を考慮すれば、今後の成長余地は大きくないと考えられる。パナソニックなど民生電機大手は中長期的な収益拡大には新興市場への拡販が重要と認識している。新興国では先進国並みの購買力を持つ富裕層を従来は対象としていたが、近年の経済発展により中間所得層の購買力も高...
  • 2009/07/17
    『ドラゴンクエスト9』 300万本突破 -鈴木崇生-
    ドラゴンクエスト9が7月11日に発売された。発売後3日で300万本を突破するなどで出だしは上々と言える。前作のドラゴンクエスト8も発売後3日で300万本を突破しており、400万本突破へ期待がかかる(TIW予想は420万本)。延期が発表された際、スクウェア・エニックス・ホールディングスは同作品の出荷本数について計画に300万本織り込んでいた、と語っていた。仮に...
  • 2009/07/10
    スーパーではレジを観察しよう! -坪井信行-
    スーパーで買い物をする機会があったら、ぜひ、レジを観察して欲しい。観察といっても、レジを打っている人の容姿を見るのではなく、その仕事振りを見るということだ。仕事振りといわれても、余りピンとこないかもしれない。もっと具体的にいえば、お客様一人に、どの程度の時間をかけて処理しているのかということだ。基本的には、できる限り素早く処理することが望ましい。もちろん、闇...
  • 2009/07/03
    動き出し始めた不動産 -堀部吉胤-
    流動性が枯渇していた不動産流通市場において、潮目が変わったことを窺わせるディールが6月に2件あった。1件は、6月25日に日本プライムリアルティ投資法人(JPR)がスポンサーの東京建物との間で行なった物件の交換。JPRが東京建物から錦糸町の「オリナスタワー」を313億円(キャップレート5.4%)で取得した一方、「明治安田生命梅田ビル」と空室が長期化している仙台...
  • 2009/06/26
    電気自動車(EV)は本格的に普及するのだろうか -高田悟-
    国内でエコカー減税が実施され、トヨタやホンダのハイブリッドカー(HEV)の売行きが好調な一方で最近電気自動車(EV)を巡るニュースや記事に接する機会が多い。この夏、三菱自動車からEV「アイ・ミーブ」が一般向けに発売される、日産自動車が来年量産を始める計画を発表した、などから注目が高まっているのだろう。また、HEV車では現在はニッケル水素電池搭載が主流だが、E...
  • 2009/06/19
    異常値を示す株式リスクプレミアム -藤根靖晃-
    以前にも紹介したが、2005年から簡便法による株式市場のインプライド・リスクプレミアム(=現在の株価が正しいという前提の下に算出したリスクプレミアム)を毎月末計算している。 参考までにリスクプレミアムは、次の式から求められる。投資家の要求利回り=〔1−配当性向×(1−PBRの逆数)〕×来期予想ROE投資家の要求利回り=安全資産利子率+リスクプレミアム(山口勝...
  • 2009/06/12
    総合化学業界まとめのあと -高橋俊郎-
    先日、佐藤シニアアナリストと総合化学業界をまとめた。一般的に総合化学会社と呼ばれている、三菱ケミカルホールディングス、住友化学、三井化学、旭化成、東ソー、昭和電工の6社である。レポートはエチレンセンターの再編が始まりそうだという内容。今回はレポート内からこぼれざるを得ない話や、業界の雑感について書いてみたい。再度、業界レポートを読んで頂けたら幸いである。 -...
  • 2009/06/05
    3月期決算の実績及び見通しの発表を終えて-素材関連企業の総括- -佐藤謙三-
    3月決算上場企業の、09/3期実績及び10/3期見通しの発表が先月末で終了した。日本経済新聞社の集計によると、製造業合計では09/3期実績が10.9%減収、83.7%経常減益、当期利益は3兆6,348億円の大幅な赤字。一方、10/3期は09/3期比13.6%減収、18.9%経常減益、当期利益は3,657億円の黒字転換予想となっている。 先行きが不透明なことを...
  • 2009/05/29
    電機セクターの09/3期決算を振り返って -服部隆生-
    電機大手の09/3期決算をレビューし、今後の見通しについても考察したい。終わった09/3期は特に昨年秋以降金融危機の衝撃が世界に広がり、つるべ落としに収益が悪化、第4四半期(1-3月)だけ見ると前年同期比20?30%程度減収と前代未聞の落込みを記録した。第3四半期決算発表時(今年1月末?2月上旬)の会社計画との対比では、通期営業損益は上ぶれ(赤字が想定比縮小...
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