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アナリストコラム一覧

アナリストの知識や経済・業界動向、活動の中で感じた問題意識など幅広い視野でとらえた情報を不定期に『アナリストコラム』を通じてお客様にお届けいたします。

  • 2013/06/07
    新規カバレッジ キトー(6409)のこぼれ話 -高橋俊郎-
    年明けからの株価上昇によりカバー候補となる少ない企業もフェアバリューを超える水準にまで上昇し、また、取材の関係もありなかなかレポート量産ができないのが悩みである。その中で、今回、会社側の強気度合いとバリュエーション面から株価は割安と判断したキトー(6409)を新規にカバーした。レポートからこぼれた話を書こうと思う。 キトーの沿革を見る中で最も特徴的な点は、2...
  • 2013/05/10
    自動車は成長産業なのか、成熟産業なのか -高田 悟-
    国内完成車メーカー(商用車メーカーを除く)の13/3期決算がほぼ出揃った。トヨタ子会社のダイハツ及び本日決算公表予定の日産を除く6社合計の売上高は前期比18%増の40兆4,538億円となり、営業利益は同2.9倍の2兆2,519億円となった。一方、今期(14/3期)は各社計画を積み上げると売上高が同12%増、営業利益は同39%増の3兆1,300億円の見通しとな...
  • 2013/04/12
    化粧品のターゲットはやはりマダム -高橋俊郎-
    風も吹きあへずうつろふ、人の心の花に、馴れにし年月を思へば、あはれと聞きし言の葉ごとに忘れぬものから、我が世の外になりゆくならひこそ、亡き人の別れよりもまさりてかなしきものなれ。(後略)『徒然草26段』 人の心のはかなさを述べている。私には新しい商品の選択時にもこの歌が流れているような気がする。古くはAIDAMといわれた消費者選択理論の中で、「これっ」と選択...
  • 2013/04/11
    化粧品(表1)
    (表1) (04年=100) 全年齢 11年指数 数量 100 金額 96 15?29歳 数量 86 金額 82 30?49歳 数量 101 金額 95 50?69歳 数量 106 金額 102 (出所:花王資料よりTIW作成)...
  • 2013/04/11
    化粧品(表3)
    (表3) (単位:億円、円) 区分 04年 11年 増減率 04年 11年 個数 金額 個数 金額 個数 ...
  • 2013/04/10
    化粧品(表2)
    (表2) (万人) 女性人口   04年  構成比   11年 構成比 増減率 15?29歳 1,139 18% 965 15% -15% 30?49歳 1,662 26% 1,711 26% 3% 50?69歳 1,774 27% 1,734 27% -2% 小計 4,57...
  • 2013/04/10
    化粧品(表4)
    (表4)    集計世帯数  世帯人員   (人)  世帯主年齢   (歳)  消費支出   (円)  理美容用品   (円) 2004年    7,896    3.19    54.4   302,975    3,716 2011年    7,676    3.08    56.8   282,966    4,09...
  • 2012/10/26
    小さな部品で世界と戦う -高田 悟-
    先日、東北地方にある大手自動車部品メーカーの工場見学に出かけた。訪問先の工場はガソリンエンジン用インジェクタの生産を主とする。インジェクタとはエンジンの吸気管に取り付けられており、ECU (電子制御ユニット)からの噴射信号に基づき燃料の噴射を行うもので、電気信号を燃料流量に変換するとともに燃料を霧状にして噴射する製品だ。手の平に乗る程度のサイズの小さな部品だ...
  • 2012/10/15
    ライツオファリングの投資機会を考える ?エー・ディー・ワークス(3250)のライツオファリングに際して? -藤根靖晃-
    ライツオファリングとは、上場株式会社が新株予約権を全ての株主に対して無償で割当て、権利行使されることによって資金調達をする手法。全ての既存株主に新株予約権が割り当てられるため、株主の利益保護に配慮されている。株主は権利行使(払い込み)を望まない場合は、新株予約権を市場で売却できる。過去には2010年にタカラレーベン(8897)が実施した例があるのみであり、今...
  • 2012/09/28
    中国の反日抗議と自動車業界への影響を考える -高田 悟-
    今月中旬の尖閣諸島国有化を機に中国で反日デモが拡大した。過去にも日本の国連安全保障理事会常任理事国入りや同諸島沖での漁船衝突事件などをきっかけに反日デモが発生した。しかし、今回の反日抗議デモは100都市以上に及び過去最大だ。加熱化、暴徒化したデモにより一部日本車ディーラーが攻撃された。一時的な販売店の休業や販売促進キャンペーンの自粛などにより日系ブランド車販...
  • 2012/08/31
    コンパクトカー需要増とともに国内生産は外へ外へと向かう -高田 悟-
    三菱自動車の新型「ミラージュ」の発売が本日スタートした。エンジン排気量は1,000cc、CVT(無断変速機)を搭載。3グレードの構成で消費税込みの価格帯は100万円弱から130万円弱まで。軽量化、空気抵抗低減、そしてアイドリングストップ機能(オートストップ&ゴー)搭載などによりガソリンエンジン登録車トップの低燃費27.2km/?を実現した。注目すべきは、「低...
  • 2012/03/02
    水素社会に向けて -溝上 泰吏-
    2/29から3/2までビックサイトにおいて同時開催されていた二次電池展、太陽電池展、水素・燃料電池展にいってきました。太陽電池展のスペースが最も大きく、国内外の企業が参加し、関連製品も出展されるなど活気にあふれていました。太陽電池の発電効率は、従来に比べ改善してきているものの、2割弱と既存の発電設備の効率に比べまだまだ半分以下のレベル。日系企業は、熱エネルギ...
  • 2012/02/24
    ぶつからないクルマ -高田 悟-
    自動車技術において事故を未然に防ぐ考え方をアクティブセーフティと言う。一方、エアバックなど事故が起きた際の被害を軽減する技術をパッシブ セーフティと呼ぶ。横滑り防止装置などがアクティブセーフティ技術の代表格だが、究極のアクティブセーフティ技術とも言える「ぶつからないクルマ」が国内に登場して約2年半が経過している。低速走行時に、前方に障害物などを検地すると自動...
  • 2012/01/27
    再注目されるか、海底資源 -溝上 泰吏-
    最近、新聞紙上で海底資源の記事を目にする機会が増えてきた。来月には、東海沖でメタンハイドレード゙の試掘探査が始まる。それ以外にも、マンガンノジュール、コバルトリッチククラフト層など日本近海に多く、発見されている。海底資源開発は、商業化に向けて進行中であるが、現時点での問題点はいくつかある。まずは、公海上の海底資源の場合、排他的経済水域内と異なり、発見者が開発...
  • 2012/01/06
    自動車市場及び業界見通し2012 -高田 悟-
    世界の新車市場は08年秋のリーマンショックにより一旦6,000万台半ばへ縮小した。しかし、主に新興国での需要増を受け金融危機から僅か3年で新車市場は約1,000万台回復した。11年(暦年)の世界販売台数は7,500万台弱に達したと見られる。この間、中国市場は年900万台程度から1,000万台後半の市場へ急成長を遂げた。足下の販売には失速感があるものの金融危機...
  • 2011/12/09
    将来のエコカー(カーアクションの爆破シーンがなくなる?) -溝上 泰吏-
    東京モーターショーに行って来ました。目的は、今後のエコカーの動向についての情報収集。結論から言うと電気自動車の普及は限定的だとの見方が多く、当面はプラグインなどハイブリッドが伸長し、15年以降は燃料電池車の普及が進むとの見方が多かった。電気自動車が限定的だとするのは、以下の理由による。1)走行距離が短いこと、2)充電に時間が掛かりすぎること、3)電気ステーシ...
  • 2011/11/18
    歴史的な高値圏にあるチタン鉱石について -溝上泰吏-
    スポンジチタンメーカーは、かつて無い原料高を経験している。これまで低位で安定していたチタン鉱石価格が、10年後半からスポット市況が上昇基調に転じた。これを受けて日本メーカーの11年契約価格も前年比4割上昇。なお、下期に各社が割高なスポット鉱石も調達したので年後半の鉱石価格は同6割程度の上昇になる模様(各社今期の業績に織り込み済み)。スポット鉱石の使用割合は、...
  • 2011/09/30
    軽自動車市場活性化により車体軽量化・低コスト生産技術向上に期待がかかる -高田 悟-
    国内の乗用車メーカーで唯一軽自動車(以下軽)を扱ってこなかったトヨタが連結子会社のダイハツ工業からOEM(相手先ブランドによる生産)供給を受けトヨタブランドの軽販売に今月から乗り出した。軽はスズキや三菱自動車からのOEMを軸としてきた日産自動車も三菱自動車とのジョイントベンチャーを通じ軽の開発に踏み込む。ホンダは軽乗用車の生産を本体で開始するとともに軽販売拡...
  • 2011/09/09
    10月2日から12年のスポンジチタン契約交渉始まる -溝上泰吏-
    スポンジチタン価格は、国内外とも年間契約される。海外は暦年ベースで、国内は年度ベースであるため、3ヵ月はやい海外価格の動向が国内価格に影響を与えることになります。その海外価格の交渉は年1回(10月初め)米国で行われます。今年はカリフォルニア州サン・ディエゴで期間は10月2?5日です。 本来の目的は、商社、メーカー、ユーザーなどチタン関係者が集まり、世界のチタ...
  • 2011/08/12
    車載用二次電池、マンガン系は意外に短命か? -溝上泰吏-
    自動車でエコカーといえば、ハイブリッドカー(HEV)や電気自動車(EV)が実用化されている。来年にはプラグインハイブリッド(P-HEV)が市場導入される予定です。それらの電源に使われているのが二次電池。初のHEVにはニッケル水素電池が使われ、初のEVではリチウムイオン二次電池が搭載されている。 キーワードはコストと容量ではないでしょうか。HEVはガソリンエン...
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