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アナリストコラム一覧
アナリストの知識や経済・業界動向、活動の中で感じた問題意識など幅広い視野でとらえた情報を不定期に『
アナリストコラム
』を通じてお客様にお届けいたします。
2021/10/15
円安が景気に悪いという時代が来るかも知れない –客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
■円安の輸出増効果が最近低下している ■輸出企業の利益は景気への寄与が小 ■円安による消費者物価上昇は消費に悪影響 ■円安が金融引締めを招く時代が来るかも ■産業界等の声と日本経済への影響の差に注意 ■少子高齢化で景気の波が小さくなるかも (本文) ■円安の輸出増効果が最近低下している 円安になれば、輸出企業が輸出を増やすので、景気が良くなる...
2021/10/08
景気と為替レートの関係を考える –客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
■ドルを売買している人は多様 ■日本の景気より米国の景気で動く円相場 ■今は米国景気拡大はドル高要因である ■かつては米国景気拡大は円高要因だった ■要するに為替レートを決めているのは美人投票 ■為替レートが景気に与える影響は縮小中 ■将来は、円高が景気にプラスという時代が来るかも (本文) ■ドルを売買している人は多様 ドルの値段はドル買...
2021/10/01
景気と長短金利の関係を考える –客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
■短期金利を決めているのは日銀 ■景気変動は短期金利の変動要因 ■金融政策の効果は実質金利で判断 ■景気の予想で長期金利が変動 ■長期金利が景気に影響・・・自動安定化装置 (本文) ■短期金利を決めているのは日銀 物(財およびサービス、以下同様)の値段は需要と供給が等しくなる所に決まる、というのが経済学の大原則である。金利についても、考え方とし...
2021/09/24
企業の現預金の適正水準について考える –客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
■日本企業は現預金を持ちすぎている ■現預金を持つコストは倒産を予防する「保険料」 ■投資家の考える現預金の適正水準は相当低いはず ■日本経済のためには現預金を多めに持つべき ■経営者がどう判断するか、難しいところ ■投資家が極端に利益を追求すると悲惨な結末になるかも (本文) ■日本企業は現預金を持ちすぎている 日本企業は巨額の現預金を持っ...
2021/09/17
企業の現預金に課税すると何が起きるか考えてみた –客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
■高市議員が企業の現預金への課税を検討か ■現預金は悪ではないので、処罰的な意味は無いはず ■現預金課税を回避するのは難しくないはず ■現預金課税で賃上げや設備投資は誘導できるのか (本文) ■高市議員が企業の現預金への課税を検討か 自民党の総裁選挙に立候補を表明している高市早苗議員は、企業の現預金に課税する案を検討しているようだ。本稿は、仮...
2021/09/10
公共投資の景気浮揚効果は過小評価されている –客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
■景気が悪い時は財政出動で景気を回復させる ■公共投資と減税には一長一短あり ■「公共投資は無駄だ」は誤解 ■公共投資はカンフル剤に過ぎない? ■大不況時の公共投資は効きが悪いが必要 ■景気は税収という金の卵を産む鶏 ■少子高齢化による労働力不足には留意の要 (本文) ■景気が悪い時は財政出動で景気を回復させる 景気が悪い時は、政府が公共投...
2021/09/03
金融緩和の景気浮揚効果が小さい理由 –客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
■景気過熱時の金融引締めは効果大 ■不況期の金融緩和は景気刺激効果が小 ■株価押し上げ効果は景気に効かず ■日本の金融政策は為替への効果小 ■円安の景気拡大効果が最近は小 (本文) ■景気過熱時の金融引締めは効果大 景気が過熱してインフレが心配な時には、日銀は金融を引き締める。金利を高くして「金利が高いから設備投資をしても儲からない」と考える企...
2021/08/27
失業率は景気変動に遅れて動く –客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
■景気が良いと雇用が増えて失業率が下がる ■景気対策の主目的の一つが失業率の低下 ■景気回復初期は失業率が下がらない ■景気回復の終盤には失業率が下がれない ■高齢者の失業率は若者より低い ■少子高齢化で失業率が上がりにくくなる (本文) ■景気が良いと雇用が増えて失業率が下がる 景気が良い時には物(財およびサービス、以下同様)がよく売れるの...
2021/08/20
景気と株価の関係を考える –客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
■株価は景気の先行指標 ■景気回復初期には、人々の期待は最低、増益率は最高 ■景気回復後半には、人々の期待は高まり、増益率は低下 ■金融引締めは株価押し下げ要因に ■株価が景気を動かす因果関係は弱いはず (本文) ■株価は景気の先行指標 株価は景気の先行指標と言われている。内閣府の景気動向指数でも、先行指数の計算に株価が用いられている。もっとも...
2021/08/13
景気と企業業績の関係を考える –客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
■景気が良い時は企業が儲かるのが基本 ■増益率は景気の谷直後が最大に ■景気の山直前の増益率は小 ■労働分配率は企業収益とほぼ逆相関 ■単位労働コストからインフレを考えるのは危険 (本文) ■景気が良い時は企業が儲かるのが基本 景気が良い時には物が売れるので、企業は儲かる。そもそも景気が良いという言葉の定義が儲かっているという意味も含んでいるわ...
2021/08/06
景気と経済成長率の関係を考える –客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
■成長率が高い時は生産が増えて景気が良い ■景気と成長率を考える出発点は潜在成長率 ■潜在成長率の基本は技術進歩 ■潜在成長率は時間の経過とともに低下する (本文) ■成長率が高い時は生産が増えて景気が良い 成長率というのは、通常は実質GDPの増加率のことである。これは、国内で生産された物(財およびサービス、以下同様)の量がどれくらい増加したか、...
2021/07/30
景気が循環するメカニズムを考える –客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
■在庫循環等は過去の話 ■景気は自分では方向を変えない ■景気循環の基本は財政金融政策だが ■実際には海外からの影響による変動が主 ■バブルとその崩壊が景気を動かす場合も (本文) ■在庫循環等は過去の話 景気は循環する、と経済学の教科書には書いてあるが、その理由は在庫循環、設備投資循環等々である。かつては、在庫が増えすぎると企業が生産を減らす...
2021/07/21
景気予想屋と株価予想屋の違いを考える –客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
■景気を語る人に4種類あり ■経済学者は理論を現実より重視 ■トンデモ屋は優れたビジネスモデルだが ■景気予想屋は多くの経済指標を幅広く見る ■株価予想屋は限られた物をしっかり見る ■反応の迅速さと拙速 ■金融政策を語るのは株価予想屋 (本文) ■景気を語る人に4種類あり 世の中には、景気について語る人が大勢いる。「自分の会社が儲かっている...
2021/06/04
株価暴落時の狼狽売りは禁物 –客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
■株価暴落時に狼狽売りをする初心者が多い ■市場の動揺なのか事実の悪化なのかを見極めよう ■市場の動揺なら初心者の売りが株価回復の始まり ■長期投資なら買いのチャンスかも ■積立投資は止めずに続けるべし ■この世の終わりは来ないが銘柄の終わりには要注意 (本文) ■株価暴落時に狼狽売りをする初心者が多い 株価が暴落すると、この世の終わりが来た...
2021/05/28
為替レートの適正水準を考える –客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
■貿易収支を均衡させるのが「適正」な為替レート ■過去との比較を見るなら実質実効為替レート ■品質向上、現地生産化等々の影響に要注意 ■「円安だから修正されるだろう」は危険かも ■経常収支黒字分も対外直接投資で還流中 (本文) ■貿易収支を均衡させるのが「適正」な為替レート 変動相場制に於いては、為替レートは市場で決まるのだが、全く自由に動いて...
2021/05/21
円高は景気の大敵なのか –客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
■かつて、円高は景気の大敵だった ■プラザ合意後の円高は例外的に景気の味方 ■最近は為替レートが輸出入数量に影響せず ■価格変化は円高が景気にプラスの面も ■少子高齢化で景気変動が小さくなる事にも要注目 (本文) ■かつて、円高は景気の大敵だった かつて、円高は日本の景気の大敵であった。高度成長期には日本製品が「品質は悪いが値段が安いから買う」...
2021/05/07
かつて巨額だった貿易黒字が消えた理由を考える –客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
■昭和末期の日本は貿易黒字が巨額だった ■アジア諸国の技術力向上で国際分業が進展 ■貿易摩擦回避目的の現地生産が進展 ■最近では日本企業が輸出より現地生産を志向 ■国際分業により国内生産は技術集約化 ■今後は少子高齢化が貿易収支を悪化させるかも ■経常収支は黒字を続けそう (本文) ■昭和末期の日本は貿易黒字が巨額だった 高度成長期の日米繊...
2021/04/30
貿易統計から経済と景気を考えてみよう –客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
■最近の日本は輸出大国にあらず ■昨年の貿易収支は黒字を回復したが・・・ ■輸出数量の増加は景気にプラス ■輸入数量と景気の関係は複雑 (本文) ■最近の日本は輸出大国にあらず 昨年度分の貿易統計が発表になり、貿易収支は3年ぶりに黒字を回復した。そう聞くと、違和感を感じる読者も多いだろう。昭和の時代には、日本は輸出競争力の強さから大幅な貿易収...
2021/02/26
車載半導体不足は自動車メーカーの追い風かも –客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
■車載半導体が不足している ■自動車生産に悪影響も ■自動車生産の減少で自動車は値上がりするかも ■自動車輸出自主規制を思い出そう ■ミクロの視点とマクロの視点の差に要注意 (本文) ■車載半導体が不足している 半導体は、今やあらゆる所で使われている。家電にも自動車にも大量の半導体が使われているわけだが、最近話題なのは「半導体製造メーカーがスマ...
2021/02/12
バブル期の投機はカジノより「合理的」かも知れない -客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
■バブルだと思う投資家は売る人が多いが ■バブルっぽい時でも投機の期待値はプラスかも ■主観的な期待値が大きければ投機を楽しめる ■くれぐれも投機は小遣いの範囲内で (本文) 前回の拙稿バブルが怖くても積み立て投資は続けようhttps://www.tiw.jp/investment/analyst_column/15620/では、投資初心者を対象に...
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