メニュー

アナリストコラム一覧

アナリストの知識や経済・業界動向、活動の中で感じた問題意識など幅広い視野でとらえた情報を不定期に『アナリストコラム』を通じてお客様にお届けいたします。

  • 2021/02/05
    バブルが怖くても積み立て投資は続けよう -客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
    ■今がバブルか否かは判断が困難 ■相場観による投資なら怖がるのが自然 ■初心者は相場観に頼るより積み立て投資 ■積み立て投資は続ける事が重要 ■変形積み立て型なら一時休止だが ■バブル崩壊時にも続ける事が更に重要 (本文) ■今がバブルか否かは判断が困難 バブルというと、「株価が高すぎる事を知りながらも、更なる値上がりを予想する強欲な投機家た...
  • 2021/01/22
    新型コロナ対策は営業時間短縮より官制値上げで需要抑制を -客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
    ■営業時間短縮は密を加速しかねない ■公共交通機関は値上げで人手を減らそう ■通勤定期を使用不可にして払い戻そう ■飲食店は「席料」のカルテルを設定しよう ■飲食店に特別消費税を設定して「益税」にしよう ■対象企業の収入減は税金で補填しよう (本文) ■営業時間短縮は密を加速しかねない 飲食店の営業時間を短縮して午後8時に閉店させる、電車の終...
  • 2020/12/25
    来年の景気はコロナ慣れで順調に回復 -客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
    ■未知の脅威に身を縮めた今年の経済 ■既知の脅威へと変容中 ■消費者は金を持っている ■インバウンドは無いがアウトバウンドも無い ■需要回復まで旅館等を延命する必要 ■ウイルスの強毒化等のリスクには要注意 (本文) ■未知の脅威に身を縮めた今年の経済 今年の世界経済は、未知の脅威である新型コロナによって極めて大きな打撃を受けた。欧米では、流行...
  • 2020/11/06
    不況期に中小企業の新陳代謝を促進するのは危険 -客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
    ■財務省は中小企業の新陳代謝を口実に給付金を終了へ ■ゾンビ企業が新陳代謝を阻害しているわけではない ■給付金で生き残っているのはゾンビ企業に限らない ■景気が悪化すれば新興企業も育たない ■景気回復後に新陳代謝を目指す事は当然 ■後継者難の中小企業の事業譲渡を支援して欲しい (本文) ■財務省は中小企業の新陳代謝を口実に給付金を終了へ 財務...
  • 2020/10/16
    長期金利が上がると債券価格が下がる理由 -客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
    ■長期金利は短期金利の予想の平均である ■短期金利が上がる予想だと長期金利が上がる ■昨日発行された長期債の魅力が乏しくなる ■発行体の信用力低下でも長期債利回りは上がる ■長期債の需給悪化でも長期債利回りは上がる ■今の日本は長期債需給がゆがんでいて例外的 (本文) 今回は、長期金利と債券価格に関する入門的解説である。 ■長期金利は短期金利...
  • 2020/09/25
    ウイスキーと株式投資 -藤根靖昊-
    2014年から2015年にかけて放映されたNHKの連続テレビ小説「マッサン」を切っ掛けにジャパニーズ・ウイスキーのブームが生じた。これは今でも続いているけど、サントリーの「山崎」「白州」、ニッカの「竹鶴」「余市」などのシングルモルトが数倍に高騰し、それまでは名前の知られていなかった蒸留所(メーカー)のウイスキーも店頭に並ぶようになった。新しい蒸留所もまた生ま...
  • 2020/09/18
    アベノミクスは本当に景気を回復させたのか -客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
    ■まずは安倍総理に「お疲れ様」 ■経済成長率が高かったわけではない ■労働力不足が景気を抑制した面もあるが ■円安の景気拡大効果が小さかったことは残念 ■金融緩和はもともと景気には効きにくい ■結局は「景気は気から」が貢献した模様 (本文) ■まずは安倍総理に「お疲れ様」 安倍総理が持病の悪化で退陣される事になった。読者の中には安倍総理を好き...
  • 2020/09/11
    今の株価はバブルなのか考えてみた-客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
    ■通常の「不況期の株高」とは異なる様相 ■バブルには2種類ある ■買い上がっていくバブルとは異なるが・・・ ■「今回だけは違う」という人は出て来ていない ■株価が高くても金融が緩和され続けている ■初心者の大量流入については微妙 ■部外者は醒めている模様 (本文) ■通常の「不況期の株高」とは異なる様相 「不況期の株高」という事自体は、珍し...
  • 2020/09/04
    実体経済と株価の乖離は美人投票の結果
    ■実体経済は深刻な不況だが株価は堅調 ■株価の堅調は金融緩和が原因 ■世の中に資金が出回る理由なし ■金融緩和で株価が上がるのは美人投票だから ■株式市場にはバブルの匂いも (本文) ■実体経済は深刻な不況だが株価は堅調 新型コロナの影響で、実体経済は深刻な不況に見舞われている。感染予防との兼ね合いをつけながら徐々に経済活動を再開していくとなる...
  • 2020/08/28
    株価は美人投票だと言われるのは何故か -客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
    ■ケインズ時代の美人投票は今と異なっていた ■人々が信じれば、噂の真偽はどうでも良い ■短期投資は美人投票、長期投資は真実の探求 ■アベノミクスによる株高は美人投票だった ■黒田総裁は愚か者でも嘘つきでもない名医 (本文) 実体経済が悲惨であるにもかかわらず、株価は堅調というか好調である。株価にバブル的な匂いを感じる人も増えてきたようだ。おそらく...
  • 2020/07/17
    世の中に「ウマイ話」は無い!という金融教育は本当に正しいのか?-藤根靖昊-
    80年代後半、転換社債(CB)がまだ一般的でなかった頃の話です。当時、証券営業(個人)の現場にいた私は、既発行の額面割れ転換社債をお客さんに奨めていました。 当時、オカモトなど優良企業の転換社債でも額面(100円)に対して90円前後の価格になっていました。償還まで7~12年くらいありましたが、クーポン(金利)は0.9~1.2%くらいあり、最終利回りで2%程...
  • 2020/07/03
    政策保有株式は企業の会計数値の向上に寄与しておらず、逆に保有企業の利益率が低い -特別寄稿 円谷 昭一-
    特別寄稿  一橋大学大学院 准教授 円谷 昭一 ~『政策保有株式の実証分析』概要 ~ コーポレート・ガバナンスの専門家である一橋大学大学院の円谷准教授が、株式持合い分析の決定版とも言える『政策保有株式の実証分析』を発刊しました。株式持合いが発生した歴史的な経緯・変遷、経済効果に関して網羅的に分析を行っています(最後の目次ご参照)。 今回、特に収益性や...
  • 2020/06/26
    銀行の取り付け騒ぎはトイレットペーパー不足と似ている -客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
    ■銀行の取り付け騒ぎは皆の不安で起きる ■銀行の金庫には現金が少量しか置いてない ■銀行が健全でいるように厳しい規制あり ■預金保険制度が取り付け騒ぎを予防? ■日銀が最後の貸し手として駆けつける (本文) 本稿は、金融危機に関するシリーズの第8回である。金融危機に関する全体像については第1回の拙稿「金融危機は繰り返す」をご参照いただきたい。なお...
  • 2020/06/19
    倒産しそうな会社を見抜く方法 -客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
    ■取引先の倒産が予測できれば損が避けられるかも ■新型コロナによる売上急減に耐えられるかを考える ■流動比率等の比率をチェックする ■資産の劣化を見抜く努力をしよう (本文) ■取引先の倒産が予測できれば損が避けられるかも 会社の倒産が予測できれば、損が避けられる場合も多いだろう。たとえば商品を納入した先が代金回収前に倒産してしまった、といった事...
  • 2020/06/05
    新型コロナ不況はリーマン・ショックより厄介 -客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
    ■リーマン・ショック不況はアクセル全開で解決■新型コロナ不況は自粛の強度の調節が困難■需要を喚起する方法が見当たらず■最重要なのは倒産の回避■落ち込みが急だが回復も急だと期待(本文)■リーマン・ショック不況はアクセル全開で解決リーマン・ショックは、深刻な不況であったが、単純であった。バブル崩壊で金融機関が痛み、金融仲介機能が麻痺して実態経済が痛んだ、という従...
  • 2020/05/29
    スタグフレーションの可能性を考える -客員エコノミスト 〜塚崎公義 –
    ■新型コロナによるインフレの可能性あり■金融政策の舵取りは困難に■ボトルネックによるインフレなら引き締め■金融引き締めで景気悪化、国債暴落等々が同時発生へ(本文)新型コロナ不況がスタグフレーションになる可能性は皆無とは言えないので、その可能性について考察してみた。もっとも、本稿はリスクシナリオであり、筆者の予測ではないので、過度な懸念を持たずに、落ち着いてお...
  • 2020/05/22
    新型コロナがインフレを招く可能性を考える -客員エコノミスト 〜塚崎公義 –
    ■外出の自粛等に起因する需要減で不況は深刻■生産、流通の現場が労働力不足に陥るかも■国際的な食料輸出規制の動きにも要注意■大胆な金融緩和がインフレの「燃料」に■スタグフレーションになると金融政策の舵取りは困難に(本文)新型コロナ不況がインフレを招く可能性は皆無とは言えないので、メカニズムを考えてみた。リスクシナリオとして頭の片隅に置いておきたい。■外出の自粛...
  • 2020/05/15
    イタリア政府が破産する可能性を考える-客員エコノミスト 〜塚崎公義-
    ■イタリア経済が新型コロナで痛んでいる■イタリアの財政も痛むだろう■投資家がイタリア政府の破産を予想するかも■自国通貨建てのイタリア国債でもデフォルトするかも■ユーロ圏諸国が助けるとは思うが・・・(本文)本稿は、金融危機に関するシリーズの第7回である。金融危機に関する全体像については第1回の拙稿「金融危機は繰り返す」(3月23日付レポートまたは https:...
  • 2020/05/08
    不動産も株と同様に暴落が更なる暴落を招く可能性-客員エコノミスト 〜塚崎公義 教授 –
    ■株価には、暴落が更なる暴落を招くメカニズムあり■不動産価格が暴落すると銀行が不動産融資に慎重化■銀行の赤字が自己資本比率規制による貸し渋りを招く■価格下落時は買い控えが発生■米国では住宅ローンの担保処分が激増(本文)本稿は、金融危機に関するシリーズの第6回である。金融危機に関する全体像については第1回の拙稿「金融危機は繰り返す」をご参照いただきたい。なお、...
  • 2020/05/01
    ドル不足で通貨危機が起きる理由 -客員エコノミスト 〜塚崎公義 –
    ■問題のある途上国で通貨危機が起きるのは自然■途上国への「貸し渋り」でも通貨危機が起きる■自国通貨安を止めるための高金利で不況が深刻化■不安になる貸し手が急いで回収し、事態が悪化■通貨危機は連想で伝播するかも(本文)本稿は、金融危機に関するシリーズの第5回である。金融危機に関する全体像については第1回の拙稿「金融危機は繰り返す」https://www.tiw...
TIW マガジン「投資の眼」TOPへ戻る